【読書記録】小林麻耶「しなくていいがまん」がメニエール病の私とリンクしました。
小林麻耶「しなくていいがまん」
おすすめ度★★★★★
元アナウンサー、小林麻耶さんの本です。笑顔がかわいくて、私はもともと好きでした。これまたいつもの先輩が貸してくれたので読んでみました。
感想
初めから終わりまですべて共感しました。「あれ?この人、私??」と思うほどです。
好かれたい
ほめられたい
役に立ちたい
喜ばれたい
認められたい
わかってほしい
受け入れてほしい
わかります。本当に。そのために、しなくていいがまんを私も30年間してきたように思います。
小林麻耶さんは仕事が大好きだそうです。心が辛いときに頑張りすぎた結果、ご自身も過労で倒れました。(その背景には妹さんの病気があったようです。)
私も、責任感がとても強く、仕事が大好きでした。大好きな仕事ですが2人の子どもとうまくいかず、結婚生活でも自分を押し殺して我慢してしまった結果、めまいで倒れ、メニエール病とうつ状態とで働けなくなりました。その結果、私はやっと「自分が背負ってる嫌なこと、から解放されよう。じゃないと自分が死んじゃう。」と思ったのです。
離婚を決めました。それから1年で退職を決めました。私は、「一旦荷物をおろそう。自分が喜ぶことを増やそう。」と思ったのです。その準備が整ってきた今、この本に出合いました。
大切な人が、ずっと目の前にいてくれるとは限らない。
自分のいのちが、ずっと続くとは限らない。
だからわたしはもうがまんせず、目の前の人を大事にし、いまを大切に生きようと決めました。
この人生は一度きりです。何があっても一度きりです。
私は昔から「自由」というのが苦手でした。
自由に絵を描いて!
自由に体動かして!
何でも好きなことしていいよ!
決められていたほうが楽なんです。自由にしたときの人の目が気になるんです。
でもいろいろ経験して、少しずつわかってきました。しなくていいがまんと、しなければならないがまんがあるということを。
この本にも、小林麻耶さんなりの考えが書いてあります。私がここ最近行き着いた考えと重なるところがたくさんありました。
私は3月31日で、大好きだった仕事を辞めます。そして、あれだけしないと思ってた結婚をもう一度します。どっちも、迷いながらも自分が納得して決めたことです。
これからの人生もたくさん悩むことと思います。そんなときにまた読めたらいいなと思える本でした。