人生模索中ブログ(-.-)

happyを追究したniko life~さよならメニエール~

【読書記録】恩田陸「木洩れ日に泳ぐ魚」

恩田陸「木洩れ日に泳ぐ魚」
f:id:newworld0530:20191027113840j:plain
おすすめ度★★☆☆☆

今話題の「蜜蜂と遠雷」の作者、恩田陸さんの小説です。「蜜蜂と遠雷」は数ページで脱落したのですが、恩田陸さんはいつか読もうと思っていた作家の一人です。「木漏れ日に泳ぐ魚」を読もうと思ったのは、本の帯に【続きが気になりすぎて電車を乗り過ごしました】と書いてあって気になったからです。
さっそく読んでみました。

作品について

ある男女の物語。
同棲していた男女は明日から別々の道を歩むこととなりました。同棲最後の夜、どうしても話しておきたい「1年前のある男の死」について向き合います。なんとお互いに「あなたが殺したのだろう」と思っているのです。今夜中に、相手に白状させられるのか、、、?男目線と女目線と交互に話が進んでいきます。

感想

(核心に迫るネタバレはありません。)
おすすめ度は★2。ラットマン以来の最低ランクにしてしまいました。私には恩田さんは難しかったのかもしれません。そして何より男のほうが元旦那に似ている気がして個人的に嫌だったという理由かも‥。

物語の始まり方はとても興味深いものがありました。
お互いの目線で、お互いが犯人ではないかと疑っているのです。引っ越し前夜、今日が最後のチャンスと思っているのがドキドキハラハラ伝わってきました。しかし、ある男の死の話から、まさかの展開に話は進んでいきます。
二人が話をしていくうちにどんどん朝に近づきます。近づいていくと同時に、女の気持ちにも変化が訪れました。私は、「あー、女ってそういうところあるよね。」と思ったのです。ある意味冷静で、ふとどうでもよくなるというか、、。
そういえば1年ぐらい前まで恩田陸さんを男だと思っていました。しかし、この作品を読んで「これは女じゃないと書けないかも、、。」と思ったほど女特有の感情や特性みたいな感覚を感じました。

この本が★2という理由は、「1年も前の殺人事件の真相について、一緒に住んでいたのになぜ話し合わなかったの?」という根本というか、、。話し合いももどかしくて、そして結末もそんなにすっきりするわけではなくて、、。
【そういう微妙な空気】を表現するのがうまいのかもしれませんが、私にはもどかしく、すっきりせずな印象でした。

この本を読んだことのあるみなさんは、どういう印象を受けたのか気になります。私の中の読書の楽しさは、読むことと、自分の感想を書くことと、他の人の感想を読むことです。
次の本はもう買ってあるので来週から読もうと思います(^^)

☆はてなスターをお試しでとりましたが、スマニュー砲も過ぎ去り、さみしい日々でした😭やっぱりはてなブログははてなスターでしょ✨!!と再確認したので、またスターやブクマやコメントいただけたらうるうる喜びます(T-T)
にほんブログ村 病気ブログ メニエール病へ
にほんブログ村