【読書記録】伊坂幸太郎「陽気なギャング」シリーズ
こんにちは、nikoです。
今回は「伊坂幸太郎さん」の小説を初めて読んでみました。
読書初心者のため、味玉お兄様(id:single-father-ajitama)がおすすめや好きな本を教えてくれました。
伊坂幸太郎さん、名前だけは知っていましたが、一冊も読んだことありません。おすすめしていただいた中から私が読んだのがこちら♪
「陽気なギャングが地球を回す」
「陽気なギャングの日常と襲撃」
感想
◎冒頭の文章がgood!!
この2冊ともに冒頭の文章がありました。それが私の中では素敵だと思います✨
二人組の銀行強盗はあまり好ましくない。
二人で顔を突き合わせていれば、
いずれどちらかが癇癪を起こすに決まっている。縁起も悪い。
たとえば‥(省略)。三人組はそれに比べれば悪くない。
三本の矢。文殊の知恵。
悪くないが、最適でもない。
三角形は安定しているが、
逆さにするとアンバランスだ。それに、三人乗りの車はあまり見かけない。逃走車に三人乗るのも四人乗るのも同じならば、四人のほうが良い。五人だと窮屈だ。
というわけで銀行強盗は四人いる。
ここに書かれているように、この本は銀行強盗さん4人の物語です。
しかもただの銀行強盗ではなくて、みんなが特技(特殊能力?)をもっています。
◎登場人物のキャラがgood!
嘘が見破れて、公務員の成瀬。
お話好きな喫茶店を経営している響野。
スリが上手な若者、久遠。
時間がわかっちゃうシングルマザー、雪子。
この4人が偶然であって、銀行強盗する仲間になります。
でも、悪い人たちではなくて、むしろいい人たちなのかもしれない。
読んでるうちに、久遠くんがどうしても三宅健くんに思えてきてしまいました笑
身長とか風貌とかの記述は覚えていないので違うかもしれませんが、お茶目なかんじとかが健くん、、。
このキャラクターたちのやりとりがテンポよく、そしてユーモラスに描かれています。
◎伏線を気持ちよく回収してくれる。
いろいろなことが起こります(笑)
が、すべて繋がっていて、最終的にちゃんと伏線回収もしてくれるので、読了後はすっきりします。
ただし、私は一気に読めなかったので、「なんだっけこれ、、あー?なんかはじめの方に出てきてたような?」みたいに忘れがちでした。一気に読む方がさらにおもしろいと思います。
◎怖くない!!
私、コナンもNGなほど怖がりなのです。東野圭吾先生はギリギリ大丈夫(ダメなときも多々。)です。
そんな私でも、この本は全く怖くなくて、むしろおもしろいです。読み終わってすっきりさわやか、時にスカっとします。最近どんよりしたミステリを読んでいたので、こういう本を間に挟むといいなと思いました。
◎辞書のような文は何?おもしろい!
チャプターの下に、いつも辞書の引用のようなものが載っています。これ、よく読むとちょっとおもしろいです。例文も乗っていたり、クスっとしたり、どういうこと?と思ったり。
もう一回読めばまた意味がわかるのかもなぁ?とも思います。
もう少し伊坂さん読みたいけど、、
ギャングはもう一冊あるようなのですが、一旦伊坂さん離れます。
「カラスの親指」を注文したので、次に読んでみようと思います(^^)
友達からは辻村深月さんもおすすめしてもらってます。
メニエールになったおかげで本の楽しさに気づけて、今さらですがどんどん読もうと思います(^^)