【読書記録】窪美澄「よるのふくらみ」
窪美澄「よるのふくらみ」
オススメ度 ★★★☆☆
あらすじ
同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが――。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。
(新潮文庫から引用)
感想
(少々ネタバレあり??)
先輩が「これ読んでみて」と言って貸してくれた本でした。
開始20ページで官能的なシーンがこんにちは。そしてまた20ページ経つとそういうシーンがこんばんは。
え?(|| ゜Д゜)
先輩はなぜこれを貸してきた?そして電車の中でしか読まない私は、背後が気まずい。
と思いましたが、そんなシーンはその後あんまりなく、スラスラと読んでしまいました。
チャプターごとに、主人公が変わり、いろんな目線からその出来事を追えるのが楽しいです。
なんとなくハッピーエンドっぽい恋愛小説風だと感じたけど、ラストはたいしてハッピーエンドでもなく。
でも、現実なんてこんなもんよねーと、思います。変にハッピーエンドより、なんだか現実味もあって私は好きだなと思いました。ラストがしっくりくる小説やドラマって、難しいよな、、、といつも思います。
やはり自分で選んだ本の方がしっかり読書記録がかけますね。でもせっかく読んだので記事にさせていただきました。