【読書記録】「吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる」を読みました。
東野圭吾さんに突然距離をおいた次の日、「今なんか本読んでる?貸したい本があるよ!」と先輩から。
せっかくなので2冊お借りすることに。
1冊目、読み終わりました。
「吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる」
ばななさんが老若男女の人間関係の悩みについて考えを述べながら回答している本です。
感想
ばななさんの考え方は好きです。さっぱりしてて、ずはずばっと物を言う。だけど、見放したり否定したり押し付けたりしているわけでもない。
本の前書きに、「普通とは違った環境に生きてきたから一般論は言えない。」と言ったようなスタンスが明記されていました。
宇宙人が地球にやってきてみんなを見たらどう映るか?みたいな感じのことを言える部分が私にはあると思うんです。
私の役割はそういうことだと、この本に関しては考えています。
こういう系の本の中の意見って賛否両論あるなと思う。そもそも3行ぐらいの質問でその人の背景の人間関係なんてわかるわけもない。
ばななさんはそれをちゃーんとわかって、ばななさんなりに36個の悩みに向き合って書いたのだと思います。
そういう点で、おもしろかった。
こういう考え方をする人なのねと。
そして同感することも多かった。
ですが、読んでてすぐに思った、、、。
…この本、私に向いてない。
なぜかな?と考えたけど、そもそも、悩みに共感できない。そして、、他人の悩みにさほど興味がない。
…ここまで書くととっても冷たい人っぽいですね。
知り合いならまだしも、赤の他人の悩み解決に興味がなかったようです。
「不倫している友達を制止したい。」
とか
「病気の友達への接し方」
とか。
…わかった。
「友達のためになることをしたい。」という気持ちが薄いのかもしれません。
不倫してる友達を制止したいとも思わないし、病気の友達がいたら、その後友達が元気になることを祈るだけで自分が助けないと!!とまではいかない。
仲良しの友達ならもちろん幸せになってほしいと思います。だけど、その友達のことをよく知っているのは、ばななさんではなくて、その相談者なんですよね。だったらばななさんに聞かずに、その友達がどうやったら喜ぶか、、考えればいい…と思ってしまいました。
悩み相談について
とはいえ、私自身すごく悩み相談をしてもらえるのです。なぜか。
多分だけど、、、そんなに興味がないのが周りのみんなにも伝わって、「真剣に聞きすぎない」って言うのがちょうどいいのかも??なんて思いました。
あと、女子は聞いてもらいたいだけのときがありますね。余計なことを言わずにただただ「ふーん。へー。うんうん。そうしてみるといいねぇ。」と聞くことができるからかもしれません。
実際に友達の不倫(男既婚、女独身)がらみの悩み相談はたくさんされました。
「ってか、辞められるぐらいなら、わざわざ相談してこないでしょ。とりあえず今は惚れちゃってんでしょ。そうなったらもう何言っても止まらないでしょ。」と思います。
不倫について肯定派でも否定派でもありません。そりゃぁしないでみんなが幸せならばそれが一番いいけど。
「妻と別れてくれる確率は低いだろうね。最悪ばれて慰謝料とられたり、職場にばれておおごとになったりすると思うけど、それでも後悔しないないほど好きなら、、、いいんじゃん。」って言ってしまいます。
そしてその後がどうなったかは聞きません。破局してようが成就してようが気になりません。
ただ、おおごとになっちゃって困っていたら、「ほらみろ。」と言いながらも、慰めちゃうかもしれないけど。
結論
ばななさんの考え方は好き。でもこの本は、私に向いてない。
もう一冊借りたので明日から読みます。