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happyを追究したniko life~さよならメニエール~

【読書記録】綾辻行人「十角館の殺人」

綾辻行人「十角館の殺人」
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おすすめ度★★★★☆(4.5寄り)

読んだきっかけは、「慟哭」のときと同じです。

読んでるときにこのツイートしたのですが、、、


仕方ない、、という誤字はありますが(笑)
rkoさん(id:rko-3rdgeneration)からリプがありました(*゚∀゚人゚∀゚*)♪

いつも通り雑なあらすじ

(ネタバレなしです。)
殺人事件のあった島は、事件後無人島に。そこに、大学のミステリサークルのメンバーが7日間旅行に行きます。タイトルにもあるので、、、そこで殺人が起こるという話です。
島での場面と、本土でのサークルの他のメンバーの動きの場面とで切り替わります。
半年前の殺人の犯人はわかっていません。この新たな殺人との関連は?!

感想

(ネタバレしたいけど、しません)

まず、非常に面白かった!!!これが高得点の理由です。
私はコナンすら見られないぐらいの怖がりです。タイトルに「殺人」とあるので、殺されるのはわかっていたのですが、なかなか誰も殺されないのですよ、、。
で、おっかなビックリ読み進めるわけです。

一人殺されたら、どんどん殺されます。後半200ページは、気になってしまってほぼノンストップで読破しました。

【この本のよさの分析】
①自分が島にいる気持ちになってしまう

島では次々に殺されてしまうのですが、読んでいると自分まで怖くなります。
仲間が殺されていく恐怖
次は自分かも?という恐怖
残された人たちが喧嘩やヒステリっぽくなる感覚
私は人一倍感化されるので、乗り移ってまじで怖かったです(;゚д゚)


②犯人にゾクっとする。
ちょっとびびりましたよー。これ。
ネタバレしないようにこの良さを伝えるのは至難の技なのですが。ページめくったら、一行書かれてたんですよ。

私は全然気づかず読み進めていたため、大事な一行を読んだときに、
「え?「ん?」「え?」「ええ?」
となりました。
この本の一番のよさだと思います。


③トリックあかしが丁寧
最後独白ということで、犯行の一部始終が書かれています。丁寧なのでモヤモヤは消えます。

【この本のイマイチの分析】
①怖すぎる。
コナンですら見れないレベルの私なので、、、。
独り暮らしだったら、友達んち行くレベルに夜は無理。ちょっとグロい死に方と、情景描写がうまいのか想像しちゃう感じと、突然誰かが死んじゃう怖さと、徐々に追い詰められていく残った人たちの心情と、、、、。
昨日はメイク落とすのも怖くて、半分ずつ、片目だけつむって洗いました。
めっちゃおすすめするけど、怖がりの独り暮らし女子は要注意。

②ミステリ初心者には、ニックネームがピンとこない。
私、本気で著名人とかも知らないので、このストーリーに出てくるニックネームがよくわからず。このニックネームがわからないと意味のない話でもあると思うぐらい重要なので、、そこは残念。(知らなかった自分が残念、、なのかも)

③いっちばん最後がよくわからなかった
↑これ、読解力の問題??

プロローグと繋がってることはわかったのですが、誰が誰に渡したのかがイマイチわからず何回か読みました。ネタバレサイトの優しい説明で納得。


ちなみに、この本30年ぐらい前らしいです。こんな怖くて楽しい本を30年間知らずに生きていました。
そして何より綾辻行人(いつも本や著者の読み方わからないのですが、あやつじゆきとさん)のデビュー作だそうです。

ミステリ作家って、頭の中絶対へんですよね。。。

まとめると、、、

怖いのも大丈夫!!
夏だし「あっ」とだまされるような、でも最後にはちゃんと丁寧なトリック明かしもあって、モヤモヤしたくないよーん、って人にはとってもおすすめです!