人生模索中ブログ(-.-)

happyを追究したniko life~さよならメニエール~

元教員の声かけテクニック【誉め&お礼】

先日Twitterで、「子どもにこんな声かけしたら、子どもが頑張るようになった。母もレベルアップ!」というようなツイートをお見かけしました。

おー、これは私の教員経験も誰かの役に立つかも!と思い、声かけテクニックを少しご紹介したいと思います。
(ほんとは真面目な仕事話は避けていたのですが、たまには、、笑)
(ちなみに子育ては未経験です_(._.)_)

声かけキーワード
【誉め】&【お礼】

はじめに。。。【叱るは最小限】

気になることを注意していったら、1日叱ってばかりになります。私は、高学年を担当することが多かったです。奴ら、思春期。かなりかなりムズカシイ年頃です。

叱る

口うるさいというイメージインプット

はいはい、またうるさいこと言っちゃって、とスルーされがち

でも実は私、基本叱りません

4月の学級開き
こんな子に育ってほしいという思いを伝えます。
私はざっくり言うと、「自分で考えて行動できる子」です。子どもたちにも初日か次の日ぐらいに伝えます。そして、これも言います。

「私は基本叱らない。だからみんなもよく考えて行動してほしい。
私の叱りポイントは、
①誰かを傷つけたとき。
②悪いことをごまかしたり隠したりしたとき。…(など)」
まぁ、こんなのたいして伝わらないのですが、、常日頃、私がブレずにこれを伝えていきます。

4月、彼らは担任をよく見てます。どこまで許されて、どこから叱るのか。こんな感じに私のクラスはスタートします。

モットー【誉め&お礼】は欠かさずに

教員のときに、子どもたちに誉めとお礼は欠かしませんでした。面談などでは必ず、いっぱい頑張ってますから誉めてあげてください!と伝えます。

こうお話すると、だいたいの保護者から「いやぁ、うちの子、誉めるとこほんとにないんですって!叱ってばっかりです。」と言われます。

わかります!Σ(×_×;)!
いや、ほんと言ったら、あれもこれも気になって注意ばかりになります、、。

日々、こんなかんじです。

①子「おはようございます。」
→【おはよう。あいさつ嬉しい。ありがとう。】
→【おはよう。毎日すてきなあいさつで気持ちいいねー。】
→【おはよう。◯◯さんのあいさつ好きだなー。】

たとえめちゃめちゃ声が小さくて聞こえなくても、
【ちゃんと届いてるよ。ありがとう。】
と伝えてあげたらいいんです。

【もっと大きな声で言いなさい。】
なんて伝えたら、明日から挨拶封印な可能性も( ̄▽ ̄;)
声かけひとつで子どもは伸びます。


②子どもが宿題を出した
→【提出物をしっかり出すのは信頼につながる。その調子!!】
何を誉めているのか、なぜ誉めているのか、できたら伝えてあげるといいと思います。


③子どもが掃除じゃないときにゴミを拾った

→クラス誉めパターン
【今日は、◯◯さんがゴミを拾っているところを見つけました。簡単なことだけど意外とできない。当たり前のようで意外とできない。そういうことを進んでできる人は、素敵だなと思います。】

→個人誉め
【いつもありがとう。声かけられないときもあるけど、よく拾ってくれてるの知ってるよ。】
なんだっていいんです。
見つけようと思えば、誉めポイント、お礼ポイントなんてたっくさんあります。

初めは意識して見つけて、慣れてくれば嫌でもたくさん誉めポイントが目に入ります。そうすれば、意識しなくても本心で素敵だな、えらいな、ありがとう。とこちらも思える。そして素直にそれを伝える。言葉にしないと伝わりません。

ただし、ぶっちゃけ悪いところの方が目立ちます。これは意識しなくてもまぁまぁ気づいてしまう。【叱り方】については、また今度書きます。

声かけの結果

日々声かけをしていくことで、
「あ、こんなのことで喜ぶ人がいるのか。」
「え?こんなことで誉めてもらえるの?」
「がんばるって気持ちがいい」
「みんなにお礼言われてルンルン♪」と、やる気やいい行動につながることがあります。
もちろん【誉められるからやる】のは正解じゃないんですけどね。でも【誰も見てなくても、いい行いを続けてたらおのずと信頼は上がる。そして将来の自分のためになる。と先生は思う。】というのはよく伝えていました。
(いつも「と、私は思う。」と言う私。世の中には違う価値観もある。でも、今あなたたちの担任である私は、こう考えるよ。だから一つの人生の肥やしにしてちょんまげ。ということ。)

私も毎日7時間ぐらい彼らと共に過ごします。7時間40人の子たちといたら、100個叱りたくなりますが、100個誉めることもできます。
そして実感。
子どもたちは、【先生に誉められるのも嬉しいけど、親から誉められるのが一番嬉しい】んです。

そして、親から認めてもらえたり、誉めたりもらえたりしている子は、気持ちが安定していて頑張り屋さんが多いです。
11年間ではありましたが、私が見てきた子どもたちは、「よくなりたい。伸びたい。誉められたい。」と思っています。
声かけ1つで、子どもの行動が変わります。

今日はお子さんのいいところを見つけて誉めてあげてください(^^)
また教員テクニック、更新します。