メニエール病 改善法 仕事編【仕事はどうすればいいの?】
メニエール病のめまいは、突如始まりました。
私の場合は耳がつまって5秒後ぐらいにぐるんぐるん、立っていられないほどのめまいが始まります。5秒の猶予はあるので座ったりつかまったりはできますが、仕事に支障がありました。とにかく、ひたすら辛かったし不安だった病気の始まり。
改善のために私が過ごした日々を紹介いたします。
みんな不安。仕事はどうすればいいの?
明日は行くぞ!と思っても、やっぱり行けない。私は学校も仕事も皆勤賞!!というぐらい、嫌なことがあっても大変なことがあっても、それでも頑張れる子でした。このとき、どうしても仕事に行けなかった理由を今考えると、めまいもあるし、体がだるいし、何より心が頑張れなくなってしまっていたのだと思います。有給で10日お休みさせていただきましたが、体調が良くなる兆しが見えず絶望的でした。
【実際の流れ:仕事編】
①3ヶ月の休職を決意。
4月末に発症。5月半ばまで有給でつなぐ。毎日めまいがひどく、1日寝たきりでした。
私、「無理かも・・」と思っていたのですが、自分からは言い出せなかったのです。そんな時に上司が「思いきって休職しよう。」と提案してくださいました。「休職なんて!みんなに迷惑かかっちゃう、、。」と余計に病みそうになりました。それでももう頑張れないと思ったので、お言葉に甘えて休職を決めました。
まず、メニエール病では休めず、ちょうど心療内科に行く決意をしていたので、「うつ状態」の診断書を書いてもらいました。
(正確には、「『上司に休職してもいい。』と言われたことを心療内科の先生に伝えたら、すぐに「診断書出しましょうね。」と言ってくださったのです。)
②職場でカミングアウト
3ヶ月の休職を経た後、復職プログラムを経て本格復帰です。ブラックな職業で、バリバリ働く女でした。元気そうに振舞っていると仕事がどんどん舞い込んできます。
「めまいが突発的におきます。おきたらしばらく動けません。残業はできません。」
(自分の仕事は時間のやりくりで終わらせます。定時を越えた会議は出ない。)
ということを伝えました。
迷ったのですが、本気で向き合わないと絶対治らない気がしたのです。
そして、繰り返される震度6のめまいが辛すぎて、治すためなら心を鬼にするしかありませんでした。
③頑張らない。
これがとっても大変でした。”性格改善”です。
今日やらなくてもいいことは、今日やらない。
これがすごく気持ち悪い。でも、そこで頑張ってはいけません。
今まで、仕事をたくさん振ってきた上司も、さすがにわかってくれました。むしろ少し責任も感じてくれていて、理解ある職場で助かりました。
今までの自分の業績や勤務態度もあるかもしれません。過去の自分が頑張ってくれたおかげだと思います。ありがとう、過去の自分!
このように、職場の人を巻き込みながら本気で働き改革をしました。
10月が本格復帰で、12月ぐらいまではほとんど定時退勤だったと思います。
「この仕事はやらないといけない。」「自分が頑張らないと。」と思っていたら、私は治らなかったと思います。これまで数年間、残業120時間していたのですが、あまりの辛さに周りに甘えることにしました。いろいろな事情があると思いますが、自分の体調と仕事との優先順位を考えて自分流に対応していただけたらと思います。
とにかく自分を労ってください
メニエール病になったみなさん、自分の心の悲鳴を聞いてきましたか?
私は聞こえていましたが、聞かないふりをして無理をしてきました。
改善法【仕事編】で一番大切だなと思ったのは、(周りの人に申し訳ないな、、。自分でできる。)という気持ちに打ち勝つことでした。
「時間だから帰ります。」
「仕事は明日に回します。」
「時間内にできなかったので、あとをよろしくお願いいたします。」
「その仕事は私に振らないでください。」
「手伝えません。」
この台詞を言うだけで、余計に病みそうですが、ぜひ家で練習して職場で使ってみてくださ!!ちゃんと話してわかってもらうのが一番だと思います。もちろん感じ悪く言ったら最悪かもしれませんが。
とにかく自分を労る。
無理をしない。
頑張らない。
自己嫌悪にならない。
元気になったら恩返しすればいいのです(^^)!!
メニエール病になる方はきっと一生懸命で思い詰めて、追い込んで、、。
そんな方かと思われます。
性格なのでなかなか変えられませんが、みんなに甘えて早く改善させて恩返しするのが一番の近道だと私は考えました。
生活編もよかったらお読みください。